2010年04月07日

ちょー気になる作詞家、作曲家の夢の印税生活と現実…そこにひそむ大きな落とし穴とは?、、、、

 さて今回はプロの作詞家、作曲家がどうやって生活しているのかをチラッとお話しましょう。結構「花がある職業」の様に見えますよね「夢の印税生活」本当に憧れますね(笑い)

 まず作家の収入を考えると、自分の作品が世の中に出たときに発生する「印税」(著作権印税)が全てだと言って間違いは無いでしょう。

その印税は作家がその都度、著作権譲渡契約する音楽出版社などから支払われます。

毎年、年4回、3カ月おきに支払われます。出版社によって若干の支払い月にづれはありますが…ここで大事なポイントは会社員の給料のように毎月、きちんと支払われないという事です。


もし作品が運よく大ヒットすると一度に沢山の印税が入ってくるけど、そうでないときは結構少なかったりします。

これが、結構、やりくりが大変ですよ。

 なにせ印税ってCDの売り上げやその他の使用料(二次使用料)の大小に左右されますので、作家自身が決めれるものではなく「今月何時間働いたから給料は○○円」見たいな計算は作家の場合はできないって事ですね

 一度、作品がヒットしたら3ヶ月ごとに沢山の印税が入ってくる。通帳を記帳するたびに預金金額が増えていたり、使っても使ってもお金が増える…なんて夢物語も現実にあります。


しかしそうなると人間大きな勘違いをしてしまう事が多く「今のこの状態がいつまでも続く…」と思ってしまい、正常で在るべき自分の姿を見失ってしまった人を沢山見てきました。

笑っているあなた…あなたもきっとそうなるかも(笑い)

 その反対作品が採用されるがヒットしない、作っても作っても採用されない…実は殆どの人がこちらの方です。作家の印税だけでは暮らしていけないのでアルバイトをして生活をしている…会社勤めをして空いた時間で作家活動をしている、など現代に多く見られる作家のライフスタイルですね

 とはいえ、好きで始めた音楽、それを続けていけるようにするためにはどうしたら良いのか?それを「作家に必要な金銭感覚」とあわせて今後紹介していきましょう








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2009年01月25日

この会社は何を売るところ?

 音楽業界の簡単な仕組みの話、CDなどに表記されているスタッフクレジットの話を以前にしましたね。

そこで今回はその事についてもう少し掘り下げて行きましょう。
 
まず音楽業界を構成している会社について、お話しましょう。

 テーマは「○○って何をするところ?」まずはここからスタートです
「レコード会社」「プロダクション」「音楽出版社」「原盤制作会社」「作家事務所」この5つの名前が出てきましたね、皆さんはこの会社が何を売ってビジネスをしているのか明確に言えますか?

まずはここをしっかりと抑えていきましょうね
 

「レコード会社」  

ここはCDを売ることが主だった仕事です。
アーティストと契約をしたり、色々な音楽企画を考えて音楽に関係する商品を売るところです。主に音楽CDなどの売り上げが利益になっていきます
 
「プロダクション」 

ここはアーティストやタレントを売るところです。
アーティストがコンサートをしたり、ドラマ、舞台など色々な多方面でのアーティスト活動を管理して利益を上げるところです
 

「音楽出版社」   
ここは楽曲を売るところです。
音楽作品に関係する著作権などの権利を管理して、楽曲、作品を売るところです。著作権印税、使用料などが主だった利益です
 

「原盤制作会社」  

ここは上の3社とは少し違ってCDを制作してビジネスをしています。
原盤制作会社として独立して仕事をしているところや、前に出てきた3社がこの原盤制作会社の機能も持っているところがあります。
音楽を制作して利益をあげているところ、原盤権を獲得して利益を上げているところこの二通りのビジネススタイルがあります
 

「作家事務所」   
ここは作家のマネージメントする事で、作家の著作権印税、ギャランティから規定のマネージメント料としてパーセンテージを貰ってビジネスをしています
 
 まずはこのような各社の「売り物」理解してください。そこを理解する事で作家活動をしていくためには強力な武器となっていきます。

次回は各社に作品を持っていくときのケースバイケースを詳しくお話していきましょう







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2009年01月22日

APOをとる前に…


 さて今回は実際に音楽関係者、担当者にアポイントメントを取る方法を伝授しましょう。

 アポイントメント、つまり略して「アポ」…相手に連絡をして会ってもらう約束を取り付ける事です。

 これが結構大変なんだな…そして最も大事な事は「何処の…誰に」連絡をしたら良いのか…まずはそこを知る事、調べる事からスタートしなければいけません。

 むやみやたらに音楽関係で仕事をしているということで、作品を渡しても目的を達するまでにかなり効率が悪く、目的のアーティストにたどり着くまで、かなり遠回りしてしまう事になる…つまり「作家たるものある程度音楽業界の仕組みを知っていなければいけない!」という事に
なりますね。

まずはそこを知るところからスタートしましょう。
 
 皆さんは音楽業界に存在する会社の種類、業種?をいくつくらいあげられますか?まず誰でも答えられるのは「レコード会社」「プロダクション」この二つはほとんどの方が答えられると思います。

しかし現在の音楽ビジネスはもう少し複雑になってきています。

これを知らないとかなり遠回りをしてしまってマイナスだと思いますよ…
 
 まず思いつくところで挙げてみると「レコード会社」「プロダクション」「音楽出版社」「原盤制作会社」「作家事務所」などがあげられますね。

 しかし先ほど複雑になってきているといったのは、この各会社の中でもいろいろセクションがあり、たとえば音楽制作にあまり近くないセクション、たとえば宣伝部に席をおいている人でも「○○というアーティストが作品を集めている」などの情報はある程度知っているでしょう。

ただ同じレコード会社の人だからと言って、その人に作品をプレゼンしてもターゲットのアーティストへ作品がたどり着くまでひょっとしてすごく遠回りしてしまうかもしれません(たまにはそうではないこともありますが…)。

でも私たちがアーティストを制作している主要スタッフを知りえる手段ってなかなかないですよね、大体の人たちは「まずここでつまずいてしまいます」。

しかし意外なところに詳しい情報が記されていることを見逃してしまっていますよ。

 そこはアーティストがリリースしたCDのスタッフクレジットです。

ここってかなり詳しい情報が載っていますよ、しかしそこに書かれている内容がどのくらい美味しい情報なのか…これを理解、活用するのには最初でお話した「音楽業界の仕組み」を理解していないと「猫に小判」ってことになりかねません。

まず敵を知ることがスタートです!!






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2007年04月22日

作家を取り巻く環境

 最近の音楽業界の状況と作家の状況について少し話を脱線してみようと思う。

 以前は大手レコード会社数社で順繰りにヒット曲を量産していた時代があった。しかし最近を見てみると大手レコード会社を辞めた人たちが小規模なレーベルを作ってそこでアーティストを育成したり、デビューさせたりしている例が多い。たとえばちょっと前では「女子十二楽房」とかはそうだね

 またアーティストもメジャーをやめてインディーズで活動するグループも多くなってきた。たとえば「バンプオブチキン」「ハイスタンダード」なんかがそうだ。そうするとどうなるのか?凄いことになってくる! たとえばメジャーで50万枚くらい売れていたアーティストがインディーズで活動したとする。

 それも現役で活動しているアーティストだったらどうだろう?ファンはアーティストを支援しているからほぼ同じくらい売れるとする

 たとえばフルアルバム(¥3000円)で以前に売れていた50万枚の80%の予約が入ったとする…

 そうするとその時点で¥3000円x400,000枚なんと12億円の売り上げがアーティスト、レーベルに入ってくる事が確定する(ただしこの金額がすべてアーティストのギャラにはならないけれどね…その中にCDの製造費、レコーディング費用、流通経費などの経費が含まれるからね…)


これはビックマネーだよね(本当はもう少し複雑な計算があるけど…)売れているアーティストは辞められませんわって事になる(笑い)


 さてそこで作家を取り巻いている状況に目をやると違った状況が見えて来る。

たとえば例を挙げるとアーティストの活動形態を分析してみるとよくわかる。アーティストは大きく分けると、シンガーソングライター(自分で作品を作って自ら演奏する人達)とシンガー(自分では作詞作曲はしないが歌手としての活動する)に分けられるけど、この比率を見ると7/3くらいかな…?シンガーソングライター系のアーティストが多いのが現状だ。


 音楽業界向けオリコンというのがあってそこでは楽曲の詳細の情報を確認することが出来る。(音楽業界向けのオリコンには楽曲に関する情報、作詞、作曲、編曲、プロデューサー、出版社、ディレクターなどすべての情報が出ている。

 コンビニで売られているオリコンはそこまで出ていないけどね)その詳細で書かれているベスト100位を見ても、プロ作家の名前はほとんどいない、ほとんどがアーティストの名前がリストアップされている。また各アーティストも制作に関してはプロジェクトチームで動いているところもあって、なかなかプロといえども「一見さんの作家」の活動はますます厳しくなってきている。

 しかしアマチュア音楽家から考えるとコンペに集中する楽曲は多くなっても、そこに参加できる機会が以前よりは多くなってきているかも知れない。そこをピンポイントで狙っていくしかないかな!!つまり決め打ちでの発注が少なくなってきている反面、コンペとして曲を集める状況が増えてきている。と言うことだね

 つまり作家にとって、いかに楽曲募集情報をゲットできるかどうかが重要なポイントだと言うことだね!なかなか大手レコード会社のコンペ情報は流出してこないけれど、小規模レーベル、インディーズレーベルのデモテープ、楽曲募集はwebでも情報収集できるサイトが増えてきているよね。

まずはそこをチェックするのもOK、もちろんSong Bankもそういう意味では貴重なサイトであることは間違いない!自画自賛!!(笑い)


 そういう情報やチャンスをゲット出来るとアマチュアでも可能性が絶対あると思う。ぜひそのような情報網を獲得してほしいな!トミー爺も出来るだけ情報を提供できるように頑張りたいと思う





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   ☆作詞家になろう!さくなろ歌詞道場  http://writerblog.seesaa.net/
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2007年04月20日

好きな音楽を仕事にする事って…

 皆さんのなかに「自分が最高と思える作品」をプレゼンしてもなかなか評価されない…そんなことに悩んでいる人はいませんか?

そんな人はちょっと耳を貸してください。皆さんが音楽を始めた時、音楽に興味を持ち始めた数年前に戻って考えてみると案外そこに意外なヒントが隠されているかもしれませんよ。

 皆さん音楽を始めるきっかけはどの様な事でした?人それぞれですよね…たとえばラジオ、テレビから聞こえてくる歌手のファンになりその大好きな歌手の曲を歌って友人達と盛り上がっていませんでしたか?

 その次に自分も演奏したり、曲や詞を作ろうと思ったりして見なかったですか?。それが出来るようになると人前で発表したくなりライブや自主制作のCDなどを作って友人に聞いてもらった経験がなかったですか?。

誰にでも一度は経験あることだと思います…

こう言っているトミー爺だって若い頃はライブをやったり、コンテストに出たりしていたのだからね(笑い)


そして次に欲が出てくるんだな…多くの人が考えるのは

  自分の作った作品をCDとして売りたいデビューしたい。

  歌手の人に作品を提供したい、

  自分の実力はどのくらいなものか試してみたい?

などと次のステップに挑戦したくなる。つまりプロの作家、アーティストになりたいと考える!ここからが今回の本題です。…プロのアーティストについては別の機会でお話しすることにして、ここではプロ作家になることに焦点を絞ってお話しすると、プロの作家になる事って

「大好きな音楽を仕事にしたい!音楽で飯を食いたいと考える」

って事だよね…これって今までの貴方が音楽に対して接して来た姿勢、方法論が180度変わってしまうということに気がつかない人が案外多いんだな。

 「今までの貴方が音楽に接してきた目的」と「プロを目指そうと考えている今の目的とでは」大きく変わっているという事。

つまり「今まで自分の為に書いてきた作品をクライアントが欲しがる作品として作り上げる必要が出てくる」ここが大きな違いになるってことです。

 それまでは自分が良いと思った作品…それでOKだった。しかしプロ作家になろうと思ったら「クライアントにOKしてもらう作品を作れないと駄目だ…ということになるよね」。ここに気がついた人は、自分だけではどうしていいのかわからなくなり「日本の音楽業界は駄目だここに優秀な作家がいるのに気がつかない…」などとつい愚痴を言ってしまう。

そういうトミー爺もそうでしたよ(笑い)

また気がつかない人は自信作を出しても出しても結果が出なく、この事態にどう対応していけばよいのかわからなくなってしまい。目の前にエベレストのように立ちはだかる目に見えない大きな壁の前で挫折してしまう。

 でももう怖がることはありませんよ「目の前の壁の正体がわかってきたのですから(笑い)次号ではその壁を飛び越えるトミー爺が考えるコツを書かせてもらいます。お楽しみに





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